「モチベーション」とは何か
「何か始めたいけれど、モチベーションが上がらない」
「自分はなんて意志が弱いんだろう……」
20代のころ、そんなふうに自分を責めてしまったことはありませんか?
でも、安心してください。
あなたが動けないのは、才能がないからでも、覚悟が足りないからでもありません。
それを確認するために、
私たちが信じてきた「モチベーション」という言葉の意味を再認識する必要があります。
今回のテーマは表題の通り、「モチベーション」とは何か。
その仕組みについて整理していきます。
これから紹介する内容は西野亮廣さんの著書『北極星』の考え方をベースに、
まとめていきます!
モチベーションは「原因」ではなく「結果」
まず「モチベーション」の仕組みについて紐解きます。
多くの人は、こう考えています。
「やる気が出る(原因)」→「行動する(結果)」
実は、これは正しい認識ではないといいます。
正しくは、
「行動する(原因)」→「小さな成功が生まれる」→「やる気が出る(結果)」
これが「モチベーション」の正しい仕組みです。
モチベーションとは、頑張ろうと思ってひねり出すものではありません。
動いてみた結果、「あ、これいけるかも!」と感じた瞬間に、
あとから勝手にわいてくる「点火剤」のようなものだったのです。
脳が「次もいける!」となる仕組み
なぜ「いけるかも!」と思うと体が動くのでしょうか?
それは、脳の中で「ドーパミン」という物質が出るからです。
ドーパミンは、何かを達成したときだけでなく、
「次、成功しそう!」と期待したときに一番たくさん出ます。
つまり、
- ほんの少しだけ動いてみる
- 偶然でもいいから小さな成功(小さな「できた!」)を味わう
- 脳が「次もいけるかも!」と期待してドーパミンを出す
- 自然と次の行動をしたくなる(=モチベーションの誕生)
このサイクルを回すことが大切です。やる気が出るのを待っていても、一生その時は来ません。
「毎日同じ」日々が、あなたのやる気を奪っている
「でも、その『小さな成功』さえ起きないんだよ」と思うかもしれません。
その理由は、あなたの日常が「ルーティン化」されているからです。
毎日同じ時間に起き、同じ道を通り、同じ人と話し、同じスマホの情報を眺める……。
この状態は、宝くじを1枚も買わずに「当たりが出ないかなぁ」と言っているのと同じです。
新しい成功が生まれる確率は、今のままでは「ほぼゼロ」です。
「やる気が出ない」のは、あなたの心が弱いからではなく、
「成功が起きる確率が低い環境」に閉じ込められているからなのです。
現状から「移動」せよ
では、どうすればいいのか? 答えはシンプルです。
今いるところから「移動」してください。
意志の力で自分を変えようとするのはやめましょう。
それよりも、自分を置く「環境」をガサッと変えてしまうのです。
具体的にいうと、
- 会う人を変える
- 参加するコミュニティを変える
- 入ってくる情報の源を変える
- 自分のことが「評価される場所」を変える
環境が変われば、入ってくる情報や判断の基準が変わります。
すると、新しい行動が生まれ、偶然の成功が起きる確率がグンと上がります。
モチベーションの問題は、心の強さの問題ではなく、
「環境設計」と「試行回数」という確率の問題なのです。
【最後に】:モチベーションについて誤解をしていた要因とは?
最後に、西野亮廣さんの面白い切り口を紹介します。
人気漫画『ドラゴンボール』を思い浮かべてください。
一話一話、終わるたびに続きが気になって仕方がありませんよね?
その要因はもちろん、読者に「続きを見たい!」と思わせるための工夫がされているからです。
その工夫とは何か。
それは、主人公の悟空がどこを目指して努力や旅をしているのかを知らされていることです。
ストーリーを通して、同じ目線、同じ方向性を向かせられたとき、これからの展開が楽しみになるのです。
つまり、続きが気になるのは、私たちにきちんと共通認識をつくっているからであり、
その共通認識が悟空の目標に向かって突き進んでいる光景としてデザインされた
仕組みとしての「モチベーション」なのです。
したがって、私たちは悟空の「モチベーション」に心を打たれ、それに引き込まれるようになる状態を
作らされていたという着地点です。
つまり、「モチベーション」とは
もともと読者や視聴者に続きをみさせるための「マーケティングの装置」だったと分析されていました。
非常に面白い結論だと思います。
大多数が認識している「モチベーション」は自分でコントロールできる対象と思われています。
しかし、実際はその逆で、行動することで生まれる副産物がモチベーションだったのです。
より深く知りたい方、興味が沸いた方はぜひ『北極星』を手に取ってください。

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